子供の悩み
こんばんは。
前回は、生まれつき障害を持った発達障害について書かせていただきましたが、今日は、児童における発達障害以外(生まれつきではない)について書かせていただきます。
学童期、児童期の子供は、学校などで精神的負荷がかかりやすい時期です。
そんな中、発達障害でないにも関わらず、引きこもりなどになってしまう子供が現在も多くいます。
それは、知的な発達に問題がないにも関わらず、家庭環境、学校環境によって、負荷がかかり思考の歪みが生じてしまう現象です。
子供は、成人の大人とは違い、悩み事や精神的な異変を自ら言葉にすることがうまくありません。
そもそも、精神的な異変を異変と感じずに生きてしまう子供も多くいます。
また、異変のある子供は、行動を見ていると、年齢的に同じような子供がとる行動とは違う行動をとることがあります。
興味、関心が著しく偏っていたり、攻撃的になってしまう子供などです。
幼い頃に、親の愛情を受けずにきた子供や、そもそも親がいない子供、学校での友人関係を作れず、非行に走ってしまう子供は、人と人との距離感や愛着を形成されずに育ってしまいます。
こういった状態で大人になってしまうことも多く、発達障害でないにも関わらず、人とのコミュニケーションをとることに異常な考え方を持っていたり、相手のことを考えずに行動してしまうことも多々あります。
この認知の歪みを正しく修正していくのは容易ではありません。
しかし、何かのきっかけや出会いで変わることも多くあります。
非行に走ったり、うまく人と関われないからといって発達障害と判断してしまうのもよくありません。
また、発達障害の人でも、環境から認知の歪みや愛着の形成ができなかった人でも、ポジティブな面は非常に必ずあります。
世で有名なスティーブ・ジョブズも親の愛着を受けずに育った愛着障害を持った人の一人です。
しかし、社会に出て様々な経験を重ねていく上で、愛着を形成しまたこれまでの経験を生かし、偉大な功績を残すようになりました。
子供の頃の経験や生まれ持ったもので人生は決まりません。
出会い、環境、気持ちで少しずつ変わっていくものです。
少しずつ、私たちも良い方向へと向かっていけるよう、コツコツと成長していきたいものですね。