大人のBPSDで悩む人たちへ
こんにちは。
今日は5月30日。「ごみゼロ(5.3.0)の日」です。
今日はごみゼロでいきましょう。笑
ということで、今日は大人のBPSDについて書いていきたいと思います。
SNSの進歩から様々な情報が飛び交うようになりました。これまで知られてこなかった発達障害や精神障害の分野も、ネットから容易に情報を得ることができるようになり、簡易的な診断基準から、「あれ?自分もBPSDかも・・・」と悩まれている方もいると思います。
以前、お笑い芸人、チュートリアルの徳井さんが、税金の未払い等で一時活動休止に追い込まれることがありました。
その結果、「そんな大事なことを先延ばしにし続けるなんてBPSDだ!」など世間の多くの人がつぶやき、話題になったことがありました。
そんな中、最近精神科医の樺沢先生のYouTubeでチュートリアル徳井さんがBPSDかどうかについての見解を述べている動画がアップされていました。
結論、樺沢先生は、「BPSDではない!」とはっきり述べられています。
その理由は二つあります。
一つは、本来、精神障害など診断する際、DSM-5、ICD−10という診断基準を使って医者は診断します。そこには、BPSD(注意欠陥性多動障害)の診断基準も入っているのですが、(詳しくは調べてみてください)チェック項目が10個ある中で、5個以上当てはまらないと診断されないものが、エピソードをいくつみても、2、3個しか当てはまらないとのことでした。
そして、もう一つこれが精神障害、発達障害の診断でもっとも重要な考え方なのですが、
たとえいくつ当てはまっていたとしても、生活に重大な影響がない限り、また今の生活が円滑に進まなくなるほどの問題がない限り、「病気」にはなり得ないようです。
人は誰でも得意、不得意があります。頭がいい人がいれば、運動が得意な人もいます。コミュニケーションが得意な人もいれば、苦手な人もいるでしょう。
覚えるのが苦手な人が発達障害ですか?コミュニケーションが苦手な人は発達障害ですか?違います。
たとえ苦手な分野があっても、その人に合った生活が出来ていれば、障害ではないのです。
チュートリアルの徳井さんが、仕事中に話の話題についていけずに周囲に注意が取られたり、漫才ができなくなったりするところを見たことがありますか?時間が守れなくて、何年もレギュラー番組を務めることができるでしょうか。
芸能界という厳しい世界で何年も戦うことができているということが、BPSDではないという一番の根拠ではないでしょうか。
確かに、先送りにする性格で合ったり、克服しなければいけないことではあると思います。ただ、断片的なエピソードでBPSDだ!と素人がいうのは、誹謗中傷するネット民と変わりないと私は思います。