誰もが持っている「転移」
こんばんは。
今日は、誰もが人との関わりで持っている「転移」について書いていきたいと思います。
医療用語で、転移とは、ショッキングな出来事(大切な人との死別や災害など)が起きたとき、他の人との関わりの中で、大切な人や失った人の影を照らし合わせてその人と関わることです。
少しわかりにくいですが
たとえば、災害によって実母を亡くされたとします。その実母のことが忘れられず、近所のよくしてくれるおばさんを実母と照らし合わせて関わるということがあります。
一見、一部の人が起こる出来事のように思われますが
皆さんの周囲にも、母のようにしたっている人や、実の兄のように可愛がってくれる先輩などがいると思います。
そういった身近に誰もが「転移」を持っているのです。
そう考えるとショッキングな出来事で失った人の影を重ねるのは、決して不思議なことではありませんし、むしろ当たり前のように感じます。
そして、その人が立ち直るためには、必要な手段であり、大切な関わりであると感じます。
そういった、人との関わりには転移があり、転移があることで人の心の一部分は支えられていることを知っておくと良いのかなと感じました。
今日は、誰もが持っている「転移」について書きました。
それではまた。