こころの傷を癒すということ
こんにちは。
今日は時間があるので昼間に書いていきたいと思います。
NHKで2020年1月から4回にわたり放送された「心の傷を癒すということ」というドラマがやっていました。
阪神淡路大震災で精神科医がどのように支援したかを描かれたもので、そこで感銘を受けた言葉を今日は書いていきたいと思います。
主人公が精神科医で、メンタル面のサポートを震災時は行なっていたのですが、二ヶ月、三ヶ月行なっても、やりきったという達成感は全くなかったと言います。
それどころか、私がやっていることはただの自己満なのではないかとおもったくらいだと。
そして、普段の診療に戻り、数多くの患者を前に、精神面の治療を行ってきた主人公は、ある日癌を患います。
気付いたときにはかなり進行しており、治療方法はありませんでした。
それでも、この主人公は動けなくなる寸前まで診療と家族との時間に費やしたと言います。
そして、最後の最後で、気付いたことがあったと言います。
「心の傷の癒し方」
それは、「一人にしないこと」
だと言いました。
家族でも患者でも親戚でも、誰でのいい。その人を一人にしない。自分も一人にならない。
物理的にではなく、本人の気持ちの中で、一人じゃないという感情を持つことが、心の傷を癒す方法だと話していました。
私も作業療法士として、日々精神疾患を患った方と関わっています。その中でどのように関わればいいか、日々悩みながら過ごしています。
しかし、一人にしない、これを最終目標として進めていくと考えると、ちょっと関わりの糸口が見つかるような気がしました。
あなたは周りの人を一人にしていませんか?
自分を一人にしていませんか?
一人の人もそうでない人も、現在ある関わりとこれからの関わりを両方大切にしてもらいたいですね。
それではまた。