うつとストレス。
こんばんは。
コロナウイルスの感染、なかなか治りませんね。
今日は、うつ病の原因となる「ストレス」についての話題です。
ある実験で、ネズミに毎日強制的に長時間水泳をさせると、そのネズミはやがてうつ病になるとの実験があるそうです。
人間も同じで、思いストレスが長期間続いたり、繰り返されると、ストレスにうまく順応できなくなって、うつ病になります。
①ストレスの種類
ストレスの種類は主に二つあります。
1.外的ストレス
2.内的ストレス
外的ストレスは仕事の忙しさや職場、家族の人間関係などです。内的ストレスは内面から生じる葛藤などがあります。
ここで仕事にフォーカスを当てたいのですが
働く人で、外的ストレスが最も大きいのは
1位 人間関係
2位 仕事の質
3位 昇給、昇進問題
だそうです。
これは、退職理由も全く同じ順位となります。
仕事を選ぶ時は、「こういうことがやりたい。」「将来こういうことがしたい」と意気込んで仕事を選びますが、多くの人は、それより先に人間関係にストレスを抱えて辞めていく人が多いみたいですね。
逆に、仕事の量や雇用の安定性などはストレスには意外と影響が少ないという調査結果も出ています。
②ストレス耐性
もう一つ忘れてはならないのがストレス耐性です。
同じストレスに晒されてもうつ病になる人とならない人がいます。
それは人それぞれストレスへの耐久性が違うからです。
ストレス耐性は、
1.ストレス感知能力
2.ストレス回避能力
3.ストレスへの処理能力
で決まります。
どれだけ外的ストレスがかかっても、ストレス感知能力が鈍い人は、それをストレスと感じないため、ストレスが溜まりにくい状態になります。
また、ストレス感知能力が高い人でも、そのストレスを回避する力がある人は、うまくストレスから逃れることができます。
ストレスを溜め込んでも、処理能力があれば、そのストレスをうまく吐き出すことができます。
人それぞれ、得意な分野、苦手な分野がありますが、自分のストレス耐性のどの部分が強くて、どこが弱いのか把握しておくと、うつ病になる前に、未然に防ぐことができそうですね!
このストレス耐性について、ダムで例えられますが
ダムに溜まる水を「ストレスに例えると」
日々溜まった水(ストレス)も、絵のように水をうまく抜くことが出来れば水(ストレス)が溜まりすぎることなく、一定の量の水(ストレス)を維持できます。
しかし、うまく水を抜くことができず、どんどん水が溜まっていくと・・・
ダムが崩壊してしまいます。これが「うつ病」など精神疾患に陥ってしまう最大の原因です。
ここでポイントととなってくるのは、「一定の状態を維持する」ということです。
ストレスは、悪者ばかりに思われがちですが
適度なストレスは、その人のパフォーマンスを向上させ、健康的なメンタルを維持させます。
ストレスとうまく付き合っていくには、
自分のストレス耐性を理解して、心のダムを崩壊させないように、日々チェックする必要がありそうですね!
今元気な人も、そうでない人も、一度自分のストレス耐性をチェックしてみてはいかがでしょうか?
それでは、明日も素敵な1日を!