「こころ」を知って一歩前へ

心身一体。心と身体は繋がっています。心に元気がないと身体は動いてくれません。そんなこころの正体を知り、人生を明るくポジティブに生きるための情報を提供するブログ。

コロナで出れない時こそ笑顔の効能を知ろうじゃないか

こんばんは。

 

 

今日は笑顔が心理的にどういった効果があるのかを書いていきたいと思います。

 

 

これを知れば、笑顔がいかに大切か、笑うことがいかに大切かがわかると思います。

 

 

①笑顔の印象

ある実験で、被験者140人に対して、様々な表情の写真を見た時にどういった印象を持つのかについて評価を行いました。

その結果、笑顔の写真では、親しみやすい、優しいなどの好感度、外交的、強いなどの活力性が評価されました。

 

 

また、普段から笑顔の人よりも、普段は真面目な表情をしていて、時々見せる笑顔がさらに好感度が上がるようです。

 

 

強面の人がたまに見せる笑顔、素敵ですよね。

 

 

②表情フィードバック

また別の実験で、口にペンを咥えてもらう人と、ペンを奥歯で噛んでもらう人(作られた笑顔)に分け同じ漫画を読んでもらいました。

その結果、奥歯で噛んで漫画を読んだ人(作られた笑顔)の方が、漫画が面白いという結果が出ました。

 

 

そうなんです。人は表情を変えれば気分も上がってくるのです。

 

 

実際に、表情筋をよく動かしている人は、脳の感情を司る扁桃体という部分が活発に働いているようです。

 

 

口角を上げあると運気が上がるといいますが、自分で状況を変えて運が上がっていっているのかも知れないですね。

 

 

③ミラー効果

自分が笑顔でいると、脳の扁桃体という部分が反応して、相手も自ずと笑顔になります。

これは、ミラー効果という反応です。

逆にいうと、緊張感は伝わりますし、暗い気持ちも伝わってしまいます。

自分が変われば相手も変わるというのはこういうことですね。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

無理に笑い続けるのはちょっと本末転倒な部分がありますが、

口角を上げると自分の気持ちが上がり、それがミラー効果で相手にいい感じに伝わるのは最高じゃないですか?

 

 

明日からぜひ口角を上げる生活を送ってみてください!

 

 

www.youtube.com

↑笑顔になりたい人はぜひこれを見てください

 

 

それではまた。

自宅でできる心理テスト〜バウムテスト〜

こんにちは。

 

 

コロナウイルスによって自宅でいる時間が長くなってきているのではないでしょうか。

 

 

そんな時に、家族や友達と自宅で簡単にできる心理テストを紹介したいと思います。

 

 

このバウムテストはA4の紙に木を書くことによって、その人の性格や深層心理がわかるテストです。

 

 

このテストは、筆跡学や空間象徴論に元ずいた信頼できるテータを得られているため、企業の就職試験など幅広い場所で使用されています。

 

 

やってみると自分も知らなかった部分や、逆に再確認できるところもあるため非常に面白いです。

 

 

用意するものは紙と鉛筆のみ。

 

 

紙に木を自由に風景と共に書いてもらうのみです。時間に制限はありません。

 

 

 

筆圧や用紙の使い方、書くのにかかった時間、書いたものなどから

・現在の心境

・希望、欲求

・父性、母性

・自分、他者、世界の認知の仕方の特徴

無意識の心理

 

 

などがわかります。

 

 

他のサイトでも書いた内容に対する深層心理の特徴が書かれているため、ぜひチェックしてみてください。

 

 

こんな時こそ普段やらないことをしてみるのも良いかもしれませんね!

 

それでは!

心の不調とストレス

こんばんは。

 

 

今日は、心の不調がどういったところから来ているのかについて話していきたいと思います。

 

 

心の不調を訴える人の治療法として、昔からカウンセリング等の心理的側面から介入することが一般的でした。

 

 

そして、薬物療法などの生物学的治療は姑息な手段として捕らえられていました。

 

 

しかし、物事を見聞きしたり、感情を抱いたり、行動することの一つ一つは心の働きであると同時に脳の働きでもあります。

 

 

心理的アプローチも重要ですが生物学的アプローチも排除することなく双方の手段を活用することが近年は重要だと考えられています。

 

 

 

ではストレスなどによって心の不調を訴えるとどういったことが脳で起こるのでしょうか。

 

 

視床下部

脳には視床下部という交感神経、副交感神経を司る部分があります。

 

 

ここでは、緊張やストレスによってこの交感神経が優位となり、心拍数増加、血圧の上昇や食欲の低下が起こります。

 

 

人前でスピーチをする前などに食欲が低下することなどはこれに当たります。

 

 

前頭前野

感情や衝動を抑制しているのが前頭前野の働きとしてありますが、この前頭前野がストレスによって支配力を弱めます。

 

 

逆に進化的に古い脳である視床下部などの領域が支配力を高めます。

 

 

これにより、不安を感じたり、普段は抑え込んでいる衝動が抑えられなくなるのです。

 

 

そもそも前頭前野というのは、人間が特に発達している部位であり、集中したり計画を立てたり、意思決定をしたりするときに作用します。

 

 

ストレスがかかるとこの前頭前野ノルアドレナリンドーパミンなどの神経伝達物質が放出されます。

 

 

これらの濃度が前頭前野で高まると、神経細胞間の活動が弱まり、やがて活動が止まってしまうのです(思考停止などはこれに当たります)

 

 

前頭前野の回路が停止しても、神経伝達物質の分解酵素が働くため、機能停止は長くは続かず、ストレスが軽減すれば元の状態に戻ります。

 

 

しかし、これらが慢性的に起こると、修復が遅くなり、やがて元に戻ることがなくなってしまうのです。

 

 

これが、精神疾患である「うつ病」「統合失調症」の始まりとなります。

 

 

今日は、脳の働きから精神疾患がどのように起こるのかを書いていきました。

 

 

ノルアドレナリンドーパミンは、ストレスがかかるとそのストレスを抑制するために働くもので悪いものでは決してありません。

 

 

しかし、これらの物質が働きすぎると危険信号となり、抑制が効かなくなるのです。

 

 

修復できなくなってからでは遅いですが、ストレスがかからない人もいません。

 

 

コロナウイルスもそうですが、これからの時代は、コロナウイルスもストレスも共に生きていく覚悟が必要となってくるのかもしれませんね。

 

 

それではまた。

新年度

こんばんは。

 

 

今日から新年度ですね。

 

 

新年度心機一転ということで、これからのブログへの意気込みについて書いていきたいと思います。

 

 

このブログは、精神疾患について多くの人に知ってもらい、学びの場にしてもらいたいという思いがあります。

 

 

しかし、私も精神科で関わっているのはまだまだ年数が浅くて、学びの量が足らないと思っています。

 

 

なので、この2020年度の一年間のブログで、多くの知識をアウトプットし、知識を共有していきたいです!

 

 

なので、このブログでの目標を掲げたいと思います。

 

 

精神疾患についての知識を深める

②心理学的な要素を含めた知識を深める

③生活の中での心理を分析する

④様々な人(精神疾患を抱えた人、健常者、子供、認知症の人など)の関わり方を分析する

 

 

この三つを掲げてこう紳士していきたいと考えています。

 

 

どんな人とでも楽しく関われるために、勉強し共有していきましょう!

コロナでストレスを抱えた君へ

こんばんは。

 

 

今日は、ラジオアプリ「Voicy」でワーママハルラジオさんが話していたことが印象に残ったので書いていきたいと思います。

 

 

哲学的な考え方に、「二元論」という言葉があります。

 

 

物事の相反すること柄のことで、善と悪であったり、精神と肉体であったりのことです。

 

 

コロナウイルスの影響で、生活環境が大きく変化し、自宅を出れなかったり、仕事が大幅に減ったりしている人が多くいます。

 

 

そんな中、善し悪しで物事を考えてしまうと、より気分が落ち込んでしまうことが多いようです。

 

 

外に出るのは悪い、コロナが悪い、感染していない人は良いなどすべて二元性で考えてしまうと、心も荒んでしまいます。

 

 

そんな中で提唱しているのが、心身二元論という発想です。

 

 

これは、精神が荒みやすい時期に、心を磨くのではなく、肉体を鍛えたり体に視点を向けることで、身体の方から精神を整えていこうというものです。

 

 

精神が荒んでいる時期に、精神に視点を置くことも大切ですが、大変な作業だと思います。

 

 

こんな時こそ、良質な睡眠、適度な運動、生活リズムの再構築など、身体のことを考え動いていくと、精神的にも安定し、今後のことについてもポジティブに考えていけるのではないでしょうか。

 

 

今日は、良い話を聞いたのでここにも書かせていただきました。

 

 

興味がある人はぜひVoicyも聞いてみてください。

 

 

それでは。

認知症の改善する症状は!?

こんばんは。

 

 

今日は、認知症の症状の中で改善する可能性のある症状について書いていきたいと思います。

 

 

認知症の症状には、中核症状と周辺症状(BPSD)の二つの症状があります。

 

 

中核症状とは、認知症の軸となるような症状で

①記憶障害

見当識障害(日付や場所がわからなくなる)

③判断力の障害

 

などがあります。

 

 

これらの症状は一般的に改善させることが難しいとされています。

 

 

一方周辺症状(BPSD)は認知症を患った人の中でも、症状の出方が違います。

①うつ

②徘徊

③暴行

④不眠

 

 

などが周辺症状に当たります。

 

 

これらは、環境を変えたり、関わる人によって変化していきます。

 

 

例えば、記憶が曖昧になってきて、何もわからなくなる、将来への不安がうつ症状に陥る原因となる可能性があります。

 

 

そんな時に、周囲が安心させるような環境、言葉かけを続けることで、これらの症状を遅らせたり、改善することがあります。

 

 

なかなか一筋縄ではいかない病気ではありますが、

 

 

 

できることから、無理せず初めて行くことが大切だと思っています。

 

 

 

今日は、認知症の中核症状と周辺症状(BPSD)について書いていきました。

 

 

それでは。

認知症と薬の効果は?

こんばんは。

 

 

今日は、認知症治療の薬の効果について書いていきたいと思います。

 

 

アルツハイマー認知症を発症した際、現在の医学で認知症の進行を止めることは難しいとされています。

 

 

しかし、脳の萎縮を止めることはできませんが、脳の活動を活発にさせたり、調整することはでき、進行を遅らせることは可能とされています。

 

 

そして、現在アルツハイマー認知症には2つの治療薬が存在します。

 

 

アセチルコリン阻害薬

認知症になると、アセチルコリンという神経伝達物質の働きが減少します。アセチルコリンの働きが少なくなると、意欲が減退したり認知機能の低下が生じます。このアセチルコリンの働きを活発にしてくれるのが、このアセチルコリン阻害薬です。

これには、アリセプト、レミニール、イクロセンパッチという3つが、現在認可を受けています。

 

 

②NMDA拮抗薬

これは、グルタミン酸という神経伝達物質の働きを抑える役割をします。認知症になると、グルタミン酸の働きが乱れ、神経の情報が阻害されるようです。このグルタミン酸の働きを抑えることで、神経情報を調整します。メマリーと呼ばれる薬が一般的です。

この薬の良いところは、興奮状態になったり、気分が高揚した時に、落ち着けてくれるところです。

 

したがって、活動性が下がってきた時にはアセチルコリン阻害薬を、活動性が上がりすぎている時には、NMDA拮抗薬を処方すると、症状が改善してくるかもしれませんね。

 

 

今日は、認知症と薬の関係について書いていきました。